2015.10.21 Wednesday 17:14

患者さん紹介16 菊入広子選手

先日9月12〜13日に,「日本スポーツマスターズ石川大会」に併せて
「第20回ジャパンクラシックマスターズパワーリフティング選手権」が開催されました。
世界クラシックマスターズとアジアクラシックマスターズの予選も兼ねている大会です。

   
この大会に菊入広子選手が出場されて優勝しました。

女子M3(60歳代)47kg優勝

スクワット 82.5kg M3日本新記録 
ベンチプレス 52.5kg 
デッドリフト 110kg 
トータル 245kg 


菊入さんは,約22年前に僕とほぼ同時期に旧パワーハウスウェイトトレーニングクラブに入会したベテランリフターです。
当時高校生だった僕の詰襟学生服姿を知っている数少ない現役パワーハウス会員の一人でもあります(笑)。

娘さんが僕と同世代、そして御主人が治療院を経営されているということもあって、
色々とご相談に乗って頂く等大変良くして頂いています。


菊入さんは元全日本パワーリフティングチャンプです。
現在でも懸垂を10回位軽々とやってしまう程の女性としては驚異的な背中の強さ、
そしてデッドリフトの強さに定評のある選手です。
そしてさっぱりとした性格で、以前から我々選手達のまとめ役的な方でもあります。

普段は近所の治療院に通院し、それでも改善されなければ当治療院に来院されるというスタンスです。
今までは左肩痛と左手の弾発指症状、
そしてベンチプレス・デッドリフトでの身体の左右の傾きが大きくなった時等に来院されていました。

今回の試合2か月位前から左腰〜臀部の調子が悪化し、
試合前最後の練習を痛みで途中で断念しなければならない程に調子を崩してしまいました。
20年以上の長いパワーリフティング生活の中でも今回程調子を悪くしたことは初めてとの事で、
かなり精神的にも参ったとの事です。

しかし何とか試合4日前の最後の施術の後に調子を取り戻したとのことで、無事に試合を完走することが出来ました。
菊入さんとは付き合いも長いですし、練習時間も大体同じなので、僕も本当にホッとしました。


今回の菊入さんの不調を招いた主な原因として、以下の2点が考えられます。

1.メンテナンス不足
かなり調子が悪化してから当治療院に来院されるので、症状が改善されるのにどうしても時間が掛かってしまいます。
その上ジムを移籍してから通院し難くなった為か、最近1年程は以前程来院されていませんでした。

確かに通院は時間も手間もお金も掛かります。
アスリート(特に競技レベル・年齢が高い方)や身体に慢性的な痛みを抱える方は、調子が悪化してからではなく、
メンテナンスとして定期的に(月1回でも)来院されると、深刻な事態に陥る事を避けることが出来ると思います。


2.身体の調子を整えるトレーニング不足
長期間同一競技を続けていると、競技特性や個人的な癖等で、
強い負担が掛かる筋とそうでない筋との筋力・疲労度等に差が出てくる場合が有ります。
この差が身体の痛みや機能低下を招いていると思われる場面を数多く見てきました。

あまり負荷が掛かっていない筋(=筋力が弱い場合が多く、上手に使えていない筋とも言える)をトレーニングして
競技のフォームを矯正することにより、
強い負荷が掛かっている筋の負担が減ると同時に、
より多くの筋を積極的に運動に参加させることによってパフォーマンスアップを期待出来ます。

ですからベテラン選手や故障持ちの選手は、単純な競技力アップの練習だけでなく、
身体の機能向上を目指したトレーニングも重要になってくると思います。
当治療院に来院されるアスリートの方には、
上記のような観点からの身体の調子を整えるトレーニングのアドバイスもさせて頂いております。
直ぐに競技力向上には直結しない上に地味で苦しいトレーニングなので、なかなか継続することは大変ですが、、、

※もちろん競技別、個人による差異が有ります。


菊入さんにはまだまだこれからもパワーリフティング競技を楽しんで頂いて、
後輩をパワフルに牽引する存在であってほしいと思っています。
世界クラシックマスターズに向けてサポート・応援していきます。

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